SideMアニメ第4話・Beit回のお話

こちらの記事はアニメの感想と言うよりも、原作ゲームのとあるPの視点から、
アニメ4話でピエールはどうしてトラックに乗ってしまったかを考えてみようって記事です。

すべて自分の妄想であり公式ではありませんし、公式の意図ともずれている可能性があります。
そういう考え方もあるんだなと思っていただければ幸いです。

さて、私は、自分がそのキャラに抱いているイメージとは違う行動をした場合、
どうしてこのキャラはこういう行動をとるに至ったのか、と考えることにしています。

最近はアニメのピエールに対する感想を読み漁るのが日課なのですが、
アニメ第4話でピエールがトラックに乗ってしまった事に対しては割と賛否両論だった気がします。
このピエールの軽率な行動自体がみんなに迷惑を掛けてしまった事実は、まぁ、そうだろうなと自分も思います。

アイマスは各媒体によってパラレルが前提です。
事実、事務所に所属しているアイドルを見てもゲームとアニメは明らかなパラレル設定ですね。
では、ゲームの世界だったらピエールは同じことをしたのか、というお話です。

ピエールは日本語が不自由だから幼く見えるだけで、ちゃんと15歳の男の子である。
これは、自分も概ね同意でありますし、ゲーム中、そういう描写はたくさんあります。

ですが、ゲームでも赤ちゃんなの?ってなるようなびっくり行動をしたことが今までないわけではなく、
クリスマスのときに、ピエールはクッキーやキャンディーの形をしたツリーのオーナメントを誤食した事もあります。
ちょっとかじってみて「食べ物じゃなかった」ってやめるのではなくて、ガチで食べてしまっています。

アニメの4話でピエールがどんちゃんの可愛さに誘われるがままにトラックに乗ってしまった。
ゲームのクリスマスイベントでツリーのオーナメントをお菓子と間違えて誤食してしまった。

このどちらも「クリスマスパーティ」「夏祭り」というピエールが経験したことのないお祭りの中で起きたことです。
そして、そのどちらにももう一つ共通したことがあって、
私はむしろこちらのほうが重要だと思っていて、
オーナメントを食べた瞬間もトラックに乗り込んだ瞬間も「周りに人の目がなかった」こと。

ピエールは常に人の視線にさらされ、他人の期待に応える事を意識できるとてもしっかりとした15歳の男の子です。
それを踏まえてです。好奇心旺盛な15歳の子が、周りの人の目がない場所で、興味を刺激するものを見たら。

ピエールが「ぬいぐるみが好き」で「ぬいぐるみにつられてしまった」から幼い印象を受けてしまいますが、
ピエールはぬいぐるみや着ぐるみが大好きでカエールを持ち歩いているのはゲームでも同じです。
ピエールがぬいぐるみを好きな事実それ自体は「ゲームのピエールと違う要素」ではありません。

例えがアレですが中学生の男の子が捨てエロ本を見つけて周りに誰も見ていなかったら拾って読んでしまうのではないでしょうか。
それくらいの感覚で、ピエールはキャラクターが描かれたトラックの中を覗いてしまったんじゃないでしょうか。
そして「お店の前で待っている犬、飼い主がいないからちょっと撫でちゃおう」ってなることもあると思います。
それくらいの感覚で、どんちゃんにつられてしまったんじゃないでしょうか。

逆に、人目があればしっかりしているピエールはこのようなことになってはいなかったでしょう。
お神輿のように我慢しなくてはいけない場面できちんと周囲の期待に応えて我慢したでしょう。

お話の都合であの展開になったと言えばなったのでしょう。
ですが、ピエールはお話の都合で「トラックに乗るように性格を改変させられた」のではなく、
お話の都合でSPが遅れてしまう描写を入れ「一人にさせられた」んじゃないでしょうか。
ピエールがついトラックの荷台に乗ってしまうような人目のない状況を作り出すために。

クッキー誤食事件と決定的に違うことは、ピエールの行動の結果、周囲に迷惑を掛けてしまったか否か。
そして、みんなに迷惑を掛けてしまったピエールはすぐに謝罪をします。
「間違えちゃって」という表現は事実が伝わりにくくはありますが、
この辺は他のピエールPさんがたくさん語っているのであえては語りません。

ここまで読んでいただきありがとうございました。